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歯科で薬を間違えられた話と、薬剤師の意義について


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どうも!アオミソウです

 

先日親知らずを抜歯したんですが、その時処方される薬を間違えられちゃったんですよね。

院内処方(処方箋なし=薬剤師を通さず歯科医が直接処方してくれた)だったんですが、気付かなかったらけっこうヤバめの間違いでした。

今回は院内処方と院外処方、薬剤師さんの役割についてちょっと考えたのでつらつらと書きますー。 

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今回の処方ミスについて


本当なら 「痛み止め+抗生剤」 で処方されるところを

「抗生剤×2種類」 で出されてました。


薬袋にはこのとおり。
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おぉぅ...、

気付いた時の絶望感が半端なかったです。

痛み止めが、痛み止めじゃない...!!!(クラリスは抗生剤)


気付いたのが麻酔切れ始めだったこともあって冷や汗ダラダラ。
即歯科に電話して痛み止め(ボルタレンでした)をもらって帰ったんですが、家に帰って二度びっくり。

 

薬剤アレルギーすれすれの処方


私、”セフェム系”の抗生剤にアレルギーがあるっぽいんですよね。
(以前ペニシリンの点滴で全身にじんましんが出たことがある)

処方された2種類の抗生剤のうち、片方の「オラセフ セフロキシム アキセチル)」はセフェム系の薬でした。

おお...飲んでたら危なかったかも。薬学やっててよかった...!!


ちなみに「クラリス(クラリスロマイシン)」はマクロライド系の抗生剤なので大丈夫。よくお世話になってます。

処方ミスの原因?


ふつう、初診の時の問診票に薬のアレルギーなんかを記入しますよね?

今回も事前に(なんなら先生が薬を用意してるときにも)セフェム系でアレルギーが出たことは伝えてありました

なのでおそらく、その歯科で普段出してる「オラセフ(セフェム系抗生剤)+ボルタレン(鎮痛剤)」の組み合わせから「クラリス(マクロライド系抗生剤)+ボルタレン」に変えようとして間違えたのかな?と推測。

院内処方と院外処方について

 

院外処方」:病院で処方箋を受け取り、薬局で薬をもらう
院内処方」:医師・歯科医師が薬を処方、その場で受け取れる


最近は医薬分業も進み、院内処方のところは減ってきていますね。

今回の場合、「院外処方」ではなく「院内処方」でした。


「院外処方」について、患者側からすればわざわざ処方箋をもって薬局に行くのは手間だし、ゲスく「病院・薬局が得するから院外が増えているんじゃないか」なんて考える人もいるでしょう。
ですが、少なくとも今回のような場合、院外処方だったら避けられたミスだったんじゃないかな?と思います。

 

院外処方・薬剤師の役割


院外処方」には、薬剤師による次のような役割があります。

①処方ミスがないかのダブルチェック
②その人の体質(アレルギーの有無や現在の病気など)・薬の飲み合わせなどに問題がないかを確認する


薬剤師は言わずもがな、薬のプロです。
医師や歯科医師の先生って、思っているほど薬のことについては詳しくない場合も多いんですよね。

普段よく出る薬については知っていても、その人の体質や普段飲んでいる別の薬との飲み合わせ(それこそ山のように考えられる)なんかになると流石に把握しきれません。

そんなときに頼りになるのが薬剤師。膨大な薬の情報と・飲み合わせの禁忌についての知識があります。


今回のような場合だと、まず

「なぜ歯科の治療で抗菌剤が2種類出ているのか」
「ペニシリンアレルギーの患者にセフェム系の薬が出ているのは問題では」

ってところでチェックが入って、歯科医師に確認を取ってもらえます(疑義照会といいます)


こんな感じで処方ミスは起こらなかったんじゃないかな~、と。

「院内処方」はとても手軽でいいんですけど、やっぱり一度専門家の目を通す「院外処方」の方が安心だよな、と思いますね。


今回は本当、気付けて良かったです。

うっかりアレルギーのある薬を飲んじゃうのもそうですが、痛み止めなしで親不知を抜いた夜を過ごすことを想像しただけで冷や汗ダラッダラでした。

 

薬剤師不要論はナンセンス!


時々、「薬剤師なんていらない」「薬を詰めるだけの仕事」「機械でもできる」って内情を何も知らない方の意見を耳にしますが本当にナンセンス

医師(歯科医師)と薬剤師が独立している「医薬分業」は安全面でも、医師への負担を減らす意味でも大きな意味があるのです。

 

お薬手帳はちゃんと持とうね!

 

とはいっても、薬剤師だって情報が不足していたらちゃんとミスを防ぐことは難しいです。

そこで大事なのが「お薬手帳」。

お薬手帳:
これまでに処方された薬の情報(薬の名前・量・日数・使用法など)が記録される手帳です。だいたいシールで貼ってくれます。そのほか、副作用歴やアレルギーの有無、過去にかかった病気等について記入できる欄があります。


スマホアプリもあります。
紙の手帳を持ち歩くより手軽だし忘れにくいのでオススメ。

ちなみに現在、お薬手帳を持参しないとお会計が若干高くなります。
情報を正しく記入できる欄があればOKなので、自作のかわいいお薬手帳を使っている人も多いようです。


私はシンプルなこんなやつを使っています。カバーに診察券を挟めるポケットがあって便利。

あ、お薬手帳は一つに集約してくださいね!
たまに病気ごとに分けてるって人の話を聞きますが、飲み合わせの危険を防止するって意味がなくなってしまうので...。

 

さいごに


親不知の抜歯から、つらつらと考えてみましたー。

今回は私が薬学部出身だったこともあって自分で気付けましたが、 もし気付けないままだったらと思うと少し怖いですね...。


院内で処方された薬は念のため一回ググってみるとか、見慣れない薬は一度調べてみるとかするのもアリかもしれないですね! それでは!

 

 

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