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研究職の就活:企業説明会でこまかな研究内容を質問しても実はあんまり意味ないよ



どうも、アオミです。

3月に入って説明会も解禁になり、街でもリクルートスーツ姿の学生さんを多く見かけるようになりましたね。


説明会、ES、研究概要、交流会という名目の擬似選考…
私としてもほんの2年前のことでいまだによく覚えています。

今にして思えば、就活の中でも研究職ってやや特殊な位置付けだったなと。

www.aomi-sourui.com



↑就活終了後直後の雑感を以前書きましたが、今回は企業説明会について書きたいと思います。

※ ほとんどが製薬業界の知識なので偏りがあるかもしれません


研究職の職種説明会


3月から、経団連の指針に沿った企業では個別の会社説明会が始まります。

(外資や博士課程採用の場合はもっと早く始まっていますね)


研究職の場合、全体の説明会とは別に研究職についてのみのガイダンスが行われる場合が多々あります

大体はエントリーシート通過後に開催されて、その会社がどんな研究に力を入れていて、どんなスキルを持った人が欲しいのかといった情報のやり取りをする場ですね。現場の研究者がきて直接話をしてくれることも多いです。

うちの会社でもこの春の説明会に向けて若手〜ベテランまで、研究員が駆り出されていました。


この職種説明会、学生側は自分が大学で行っていた研究が活かせるのか、あるいはクリティカルな質問をすることで好印象を残そうと非常ーに熱の入った質疑が行われやすいんですが、学生の熱意とは反対に企業の研究員からは歯切れの悪い返答しか帰ってこない場合が往々にあるんですよね


なぜ会社側は返答に困るのか


その原因は企業研究の守秘性にあります。

最新の研究内容はまず間違いなく外部には話せないんです


なぜかというと、研究関係は特許の問題が大きくて…。
まだ特許を取っていない情報(例えば活性データの一部でも)を表に出してしまうともうその内容で特許が取れなくなってしまうからなんです。

あとは単純に戦略が他社にバレるとまずいっていう理由もあります。

ああいう説明会で表に出せる内容はきびしく社内規定で管理されていて、知財部という権利関係を扱う部署がキッチリ確認しています。


なので、熱意のある学生さんから詳細な研究内容を聞かれると困ってしまうんですね。

話したくても話せないので、当たり障りない回答で話をそらすしか無くなるという…。 会社としても良い人材は欲しいので出せる情報は出してPRしてるんですけどね。

先輩も頭悩ませてました。



じゃあどうすればいいのさ


研究職を希望している学生さんとしては"今"回っている最新の研究内容が知りたいし、純粋にデータについての議論もしてみたい。
なんならその会社に将来性があるのかも見極めたい。

けれど会社側は最新の情報は出したくても出せない。


このすれ違いが原因で、説明会でクリティカルな質問しても不毛な結果になりやすいんです…。

もちろん、良い質問なら現場の人に顔を覚えてもらいやすいってポイントはあるんですけどね。

じゃあどうすれば良いんや!って話なんですが

これ以上研究の中身深掘りしても厳しそうだなって思ったら普段の仕事の進め方について聞いときましょ。


「そのテーマを回すチームの人数」とか
「その中で若手の裁量はどのくらいか」とか
「いつからテーマ提案できるのか」とか
「外部の新しいシステム・アイデアはタイムリーに取り入れてるのか」とか



案外、研究内容よりもこういう部分を聞くことで会社の研究スタンスを知ることができます。
テーマに関わる人が多ければ注力している分野共同研究が盛んなら新しい研究を鋭意開拓中って感じですね。


こういう聞かれ方の方が企業側も答えやすいし、周囲の就活生にも有益だと思います。
最新の情報は出せない以上、いかに外堀を埋めて研究についての情報を予測するかがカギです!


あ、どうしても研究が気になって議論がしたい!という場合は学会を狙うといいです。

ある程度の規模の企業なら、関連する分野の学会にはまず研究員が来ています(発表しなかったとしても)。そういう場で一対一なら深い話しもしてくれやすいかと思います。


(え?就活中に学会なんて行けねーよ、って?)

(案外なせばなるよ!)

就活スタートダッシュで学会発表の準備に追われてた苦い記憶が。。。