「ペンギン・ハイウェイ」、面白かったです!!!
キャラクターの魅力、SF (スコシ フシギ) なストーリー、クライマックスの疾走感、ペンギンの可愛さ、どこをとっても素敵な映画でした。
実はこの監督、4,5年前に初の劇場デビュー作「陽なたのアオシグレ」「寫眞館」という作品を公開していまして。どちらも短編映画なんですが、これまたすごく良い作品。
特に「陽なたのアオシグレ」は「ペンギンハイウェイ」との共通点も多く、ペンギンハイウェイにはまった人ならきっと楽しめるはず...!!
と、いうことで紹介させていただきたいと思います!
- 「陽なたのアオシグレ」
- 「寫眞館」
- 「アオシグレ」の魅力
- 「フミ子の告白」もいいよ
- 9月29日〜 京都で復刻上映会が始まるようです!
- 当時無名だった監督。だけど一目で惹きこまれた
- さいごに:石田祐康監督の今後の展開が本当に楽しみ!
「陽なたのアオシグレ」
画像:公式Webサイトより引用
引っ越してしまう片思いの女の子(しぐれちゃん)に思いを伝えるべく、主人公が「翔ける」話。
鳥の描写に対する熱量が非常に高い。
柔らかな絵柄とパステル調の色使いが織りなす映像美は圧巻。
ややピッチ高めにアレンジされたスピッツの「不思議」がマッチしていて物凄く引き込まれた思い出。18分という短さが嘘のよう。
「寫眞館」
画像:公式Webサイトより引用
笑わない女の子と、行きつけの写真屋さんとのストーリー。
現代アニメ的な「アオシグレ」とうってかわってレトロかつ文学的な雰囲気の作品。セリフらしいセリフはないのに心理描写が巧みで胸を刺してくる。
引き出しの多さを感じて、正直驚きます。
当時は同じスタジオコロリドの作品だと気付かなかったくらい。
あ、この記事では「寫眞館」についてはこれ以上深くは触れません。多分この作品の独特の空気感とメッセージ性は、前情報なしに見た方が入り込めるはず。
「アオシグレ」の魅力
とにかく疾走感が物凄い。むしろ疾走通り越して「飛翔感」。
キャッチコピーの「恋が、空を翔ける。」に偽りなし。
主題歌もすごく素敵でマッチしていました。
一番のクライマックスでスピッツの「不思議」が流れるんですが、映像と相まっていっそう透明感高くキラキラ聞こえるんですよね。雨上がりの空みたいな。
当時はしばらくずっとスピッツ聞いてましたね。「不思議」ばっかりリピート再生。
おかげで、いまだにスピッツの他の曲はあんまり知らないのにマイナー曲(たぶん)だけ知っているという謎状況です。
アオシグレの飛翔感と映像美、鳥類への熱量、少年の青い甘酸っぱさは、「ペンギン・ハイウェイ」が刺さった人は絶対好きだと思います。
見て、是非。
「フミ子の告白」もいいよ
「フミコの告白」(公式youtubeより。)
まだ監督が京都精華大学の学生だった頃の作品らしい。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門など、様々な賞を受賞しています。
こちらは全編Youtubeで視聴可能。
2分ほどの短い作品ですが、この頃から疾走感がすごい。ぐいぐい惹きこまれます。
そしてキャラクターの魅力も凄い。方言可愛い。
9月29日〜 京都で復刻上映会が始まるようです!
2018年 9月29日〜10月5日 19:15〜
京都市 鴨川デルタの近くにある「出町座」で初期3作品 (フミコの告白、陽なたのアオシグレ、寫眞館) の復刻上映だそうです!
初日の9/29(土)は特集上映+クリエイタートーク&サイン会と盛りだくさん。
興味持たれた方は是非。
京都...。今回は行けそうにないのが本当に残念です。
フライヤーだけでも欲しいなぁ...
当時のフライヤーを引っ越しのどさくさに無くしてしまったのが本当に惜しいです。
ブルーレイの豪華版がでているのを初めて知ったのでとりあえずポチりました。
楽天ブックスにて。Amazonは品切中のようです。
ちなみに設定資料の一部が公式サイトで見れます。最高か!
当時無名だった監督。だけど一目で惹きこまれた
「陽なたのアオシグレ/寫眞館」との出会いは今でも物凄く印象に残っています。
大学時代、私がまだ徳島にいたころ。たしか夏の「マチアソビ」の最中。
友達とお祭りの中をねり歩いていたところ、「ufotable シネマ」の前でアオシグレのポスターを発見して一目ぼれ。これは見なきゃと思いました。そのくらい惹かれた。
一時的に友達と別行動して1時間を捧げましたが、本当に観てよかったな、と。
「あれだけの密度で、クオリティで、たったの20分も経ってないの???」って感じで、逆の意味で時間を忘れました。懐かしいなぁ。
*「マチアソビ」...徳島市内で近年大々的に売り出しているアニメ系イベント。アニメ会社ufotableが徳島にあるので系列作品とのコラボが多い。声優さんなどのトークイベントやスタンプラリー、痛車の展示、眉山ロープウェイのアニメジャック(ミニ色紙が貰えるうえに案内ボイスがアニメ仕様に)など市内中心部がアニメ一色になる祭り。
*「ufotable シネマ」... ufotable直営の映画館。こぢんまりはしているけどマイナー作品の上映や全話一挙上映イベント等、おもしろいプログラムが多い。マチアソビ期間中はufotable作品の原画展示や販売をやっていたり。
さいごに:石田祐康監督の今後の展開が本当に楽しみ!
「ペンギン・ハイウェイ」でふたたび石田祐康監督作品にどハマりして、今後の作品が楽しみで仕方がありません。
とりあえずお布施代わりにペンギン・ハイウェイのパンフ買って、設定資料集ポチりました。
現在資料集は品切れのようで来週以降の入荷だそう...。待ちきれません。
作中のアオヤマくんのノートが設定資料集だと全部読めるとのことで、物凄く楽しみなんですよね。
パンフレットにも掲載されていましたが、あそこに乗り切らなかった分まで収録されているんだとか!
インタビュー記事と前日譚が載っている公式読本の方も購入検討中です。
それでは!
→映画「ペンギン・ハイウェイ」に登場する文房具まとめ【小物考察】
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