どうも!アオミ ソウ(@sour_aomi)です!
ペリカンの万年筆を購入しました〜!
ドイツ・ペリカン社の万年筆の中でも王道と言われているM800シリーズ。その限定エディションM805の「オーシャンスワール」です!
確か去年の12月ごろに出たモデル。
ダイビング中の海の中のような、きらきらとした深い青色が綺麗です。
丁度去年の今頃、文具店で初めて出会って一目ぼれしたんですよね~。
ライトに照らされて本当に綺麗で。
その時は予算的にもオーバーだし、限定1600本だけということで諦めてたんですが、今になってペンハウスさんのネットショップで新品を発見。
これは買うしかない!とポチってしまいました。
ペン先はM(中字)。
海外製の万年筆は国産のものより太めらしいのでF(細字)と迷ったんですが、スルスル滑る書き味を楽しむには太めのほうがいいかな?とこちらの太さに。
ちょっと心配はしていたのですが、頑張れば5mm方眼ノートに書けなくもないくらい(字は潰れ気味だけど)。
実用にも使える太さで、かつスルスル感もインクの濃淡も味わえる良い選択でした!
今回はこの万年筆についてレビューしていきますよー!
- Pelikan スーベレーンM800系の特徴
- 書き味スルスル!「紙の上を滑る」は本当だった!
- ディティール
- 1本1本の個体差は出やすい様子。
- 万年筆のネット購入について
- まとめ:とっておきの文具で「文字を書くの楽しい!」
Pelikan スーベレーンM800系の特徴
重さ:28g
長さ(キャップ収納時):約14cm
長さ(キャップ尻軸装着):約16.5cm
軸の太さ(持ち手):約1.1cm
私の手のサイズは女性の平均くらいですが、大きすぎるとは感じません。
持ち手部分の太さはPilotのカクノとそんなに変わらないかも?
キャップを尻軸にさすと流石に存在感がでます。
重心もやや後ろによる感じ。
ですが書きづらいわけではなく、むしろペン先が寝るので万年筆に向いた持ち方になってるのかもしれません。
重さは28gですが、重厚感のある見た目からすると意外に軽いです。
手持ちのパイロット グランセ(写真下)が27gだったのでほぼ同じくらい。
スーベレーンM800系は金属パーツを使っているとはいえ、軸のベースが樹脂製だから軽いのかな?
インクは吸引式。
コンバーターやカートリッジのような付属品はなく、このキラキラのボディの中に直接インクを吸入します!
一般的なコンバーターが0.5ccくらいなのと比べると、かなりの容量を蓄えられますね。
余談ですが、スーべレーンシリーズは軸の大きさ(M300~M1000)にかかわらず吸入量は一定らしいです。
軸に合わせて大きくしすぎると圧力がコントロールできないのだとか。
書き味スルスル!「紙の上を滑る」は本当だった!
他のM800系を買った方のレビューを調べまくったんですが、どの方もみんな「スルスル滑る」「膜の上をなぞっているよう」と書かれてたんですよね。
買う前はイマイチ想像できなかったんですが
(インクの出がめちゃ良いのかな?そんなドバドバでたら裏抜けしない?とか思ってました)
実際書いてみたらほんと、「滑る」としか表現できない書き心地にビックリ。
かといってインクの出で滑らせてるって感じでもないんですよね。
独特な不思議な書き味。字を書くのがめちゃくちゃ楽しいです。
いまはエーデルシュタインのインク・タンザナイトを使っています。
ペリカン純正のブルーブラックインク、瓶も可愛くてお気に入り。
ディティール
K18をロジウムコーティングしたペン先は全体が銀色。
(定番モデルのペン先は金と銀のツートンカラー)
私は定番の方がオシャレで好きなんですが、銀色のペン先は主張が強すぎないので軸の色が引き立ちます。 刻印がかっこいい。
天冠。
こちらも他の金具に合わせて銀色。
エンブレムの部分はピカピカの鏡面部分にサラサラの梨地です。かっこいい!
1本1本の個体差は出やすい様子。
ペリカンの万年筆ですが、海外万年筆でよく言われる「ペン先の個体差」と軸の模様の出方(「柄の個体差」)が結構あるようです。
実際私が買った万年筆も、店頭で一目ぼれしたペンより軸の色味が濃い感じでした。
マーブル系の軸は原材料の削り出し方によって雰囲気が変わるようです。
オーシャンスワールだと、明るめのブルーと黒に近いブルー、どっちが強く出るかでかなり印象が変わりそう。
以前店頭で見たものの方が鮮やかな色をしていましたが(思い出補正かも)、これはこれで綺麗なので全然アリ!ですが模様は後から調整ができない分、店頭で実物を見て選んだ方が確実かも。
ちなみに光の当たり具合でもかなり変わりますね。
強めの自然光やお店のディスプレイライトの方が明るく鮮やか。室内の蛍光灯だと落ち着いた印象になります。
「ペン先の個体差」については、ペン先の仕上げはメーカーの職人が1本1本調製するので『自分の書き方合わない場合』がどうしても出てくるんだとか。よほどひどい場合以外は不良品にはならないとのこと。
こちらはちゃんと検品しているお店なら、よほどの大外れを引くことはまずないと思います。
万年筆のネット購入について
万年筆は個体差のこともあってオンライン購入はリスキーな印象がありますが、個人的にはちゃんとしたお店なら問題はないんじゃないかな?と思います。
ネットの方が店舗で買うより安いですしね。
メジャーなところだと次の3店でしょうか。
『ペンハウス』 『ナガサワ文具センター』 『KINGDOM NOTE (キングダムノート)』
万年筆通販の最大手。今回私が購入したのもココ。品揃えも豊富でショップの評価も高いです。
オリジナルの万年筆や『神戸INK物語』などのインクも出している神戸の有名な文房具店。そのオンラインショップです。セーラー万年筆「プロフェッショナルギア」のショップ限定カラーなど、ラインナップはかなりの充実度。
こちらは中古万年筆の専門ショップ(未使用品もあり)。高級万年筆のユーズド品は1本1本試筆動画を用意してくれているので細かいところまでチェックできます。優秀。かなりのレア品まで並んでいることもあり、ショップを眺めているだけで楽しいです。
まとめ:とっておきの文具で「文字を書くの楽しい!」
M805 オーシャンスワールを手に入れてから、文字を書くのが一層楽しくなりました!
私は仕事でも趣味でもブログでも、アイデアをまとめるのは基本紙ベース。
アクセスのしやすさ・柔軟さはやっぱり紙が最強です!
もともと万年筆にハマった理由も「研究の実験ノートを書くのに、ボールペンだと手が疲れるから」だったんですよね。
万年筆を使うようになってから、軽い力でずっと書いていても疲れないし、汎用のインクならランニングコストも低い。ただの作業だった「書く時間」がワクワクするものに化けました。
使っていくうちに自分の書き方に馴染んでいくのも最高です!
しかし、1本手に入れるとどんどん欲しくなるのが怖いところ。スーベレーンの中でも小柄で携帯性のいいM400系もものすごく気になります...!