4月に入って新入社員っぽい方々を多く見かけるようになりましたね。
入社前後ってなにかと必要な物も多くて、ネットを少し漁っただけでも「新入社員に必要な○○」って記事が山ほど出てきます。
ただ張り切って色々用意しても、研究職っていざ業務が始まると
研究所内ではユニフォーム着用
なんなら私服通勤
って所も多くていわゆる「良いビジネスアイテム」を用意しても宝の持ち腐れになる事もあるんですよね。。。
そんなわけで今回は、実際わたしが入社式〜本配属が始まるまでの研修期間で買っておいた方がいいと感じたものと、別にいらなかったなって物を軽くまとめてみました!
若干の今更感…。
必要なもの
リクルートじゃないスーツ(1~2着)
入社式や新人研修はリクスーのままって人が多いですが、ゆくゆく学会や社外・研究所への出張などの際にある程度こなれたスーツがあるといいです。
女性ならオフィスカジュアルでもいいかも。
入社前後を逃すと、研究生活に慣れた我々はあえてスーツを買いに行くタイミングを逃しがちです。
いざ出張が入った時にリクルートスーツしかないとすこぶる浮くはめになるのでこのタイミングで買っておくことをお勧めします。
私は私服通勤なので普段スーツを着る機会は全くないのですが、スーツ通勤の研究職の方はなおさら必須ですね。
腕時計
実験で手袋などを常用する研究職にとって、正直腕時計は邪魔!って人も多いはず。
スマホがあればいいだろ派も一定数いる印象。
個人的には 「ビジネスマナー ?研究所内なら気にしなくていいよ」って言いたいところなんですが、 マナー的な意味合い以外にも腕時計を用意したほうがいい理由があるんですよね。
というのも
研究所内(特に実験室内)ではコンプライアンス・情報セキュリティ的にスマホを出すのはアウトなんですよね。
(気にせずスマホ使ってる人もいるけど…)
なので実用性の面で腕時計はあったほうが便利です。
これまで使っていなかったなら買っておいた方が◎。
安くていいので、見やすくて厚みのないデザインがおすすめです。
ごついと手袋着用の邪魔になります
あ、ベルトは金属製一択で。
実験室でもつけていること前提なので、革ベルトだと溶媒や試薬がかかるとぼろぼろになります。
同様の理由で樹脂系のパーツもないものがいいです。
溶けます。
ワイシャツ、ブラウス
新入社員向けのウェブサイトなんかだとシンプルな白一択と書かれていますが、ドシンプルな白なら就活時に使っていたものがあります。
どうせ買い足すな織りの入ったものや薄ーい水色/ピンクとかの方がいいかと。
女性は私服にも合わせられる白のブラウスがあると、私服通勤やオフィスカジュアル指定になっても服に困らずすみます。
枚数は研修期間を選択のサイクルを含めて乗りきれる数あればOKです。
ちなみにワイシャツは綿100の方が着心地がいいですが、ポリ混なら綺麗に畳んで洗濯して、すぐに形を整えて干せばアイロンがなくても何とかなったりします。
別にいらなかったもの
名刺入れ
新入社員の必須アイテムの代表格のような名刺入れ。
研究職になって1年たちましたが、これ、ほとんど使っていません。
新人研修で数回名刺交換の練習をしたくらいで、あとは試薬・分析機器のメーカーさんと1,2回交換したかしないかというところ。
イタリアンレザーのちょっといい名刺入れを買ったんですが、カバンの中に眠り続けています…。
社外に殆ど出ない研究職だと、そもそも名刺交換しないんですよね。
学会で他社・他大学の研究員とバリバリ交流する中堅以上になるまで、あえていいものを買う必要はないかな、というのが個人的な意見です。
新人研修での名刺交換の練習を乗り切るためだけなら文房具屋とかで売ってる千円程度の名刺入れや、最悪100均のもので十分かもしれません。
ビジネスバッグ
新入社員の必須アイテムその2。
ですが、こちらも研究職ならあえて新調する必要はないです。
研究所って、私服通勤だとカジュアルなボディバッグで来てる先輩もゴロゴロいるくらいです。
スーツ通勤指定だと微妙な所ですが、まずは就活の時に使っていたバッグで研修期間を乗り切って、周囲の様子を見て合わせる方がタンスの肥やしを増やさずにすみます。
私はスーツでも私服でも合わせられそうなショルダーバッグにしました。
これでも若干硬いなぁって印象。
手帳
新入社員の必須アイテムその3。
ですがこれも、新人研修の時点ではあえて買わなくていいです。
予定もメモやノートで追い切れるでしょうし。
研究所に配属になった後はミーティングの時間や実験計画の管理などで、手帳がほぼ必須になりますが、研究内容を細かく書き始めると情報セキュリティのために外部へ持ち出せなくなります。
なので、研究所配属になった後で研究専用の手帳を用意することをおすすめします。
私は仕事用とプライベート用とで手帳2冊使いしています。
仕事用のはEDiTの一日一ページ手帳をリフィルのみで使っていて、
プライベート用のは革カバーをセミオーダーで作ってもらったシステム手帳。
仕事用の方は会社のデスクに置きっぱなしです。
と、こんなところでしょうか。
研究職って、世間でいうところの新入社員とけっこうズレてるので、すこしでも参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは!